建物の保守管理はなぜ大切なのか?後藤氏に聞く
「建物の保守管理の仕事内容について知りたい」
「保守管理って具体的に何をするの?」
「太平エンジニアリングの後藤悟志社長の経歴は?」
人が生きていくうえで大切なものは一体何なのでしょうか。
例えば、食べ物がなければいつか人間は飢え死にしてしまう事でしょう。
ですから毎日栄養のある物を食べることが大切になることは言うまでもありません。
他にも衣服も大切なものに該当します。
着るものがなければ寒さに耐えられず凍え死んでしまいます。
そして最後に一番大切なものを紹介します。
それは人が生活をする「住む家」の事です。
【特集】太平エンジニアリングを拡大してきた後藤悟志の人物像は?人材に対しての想いとは?
https://fishman-ss.hatenablog.com/entry/2021/12/21/154952
住まいの大切さを後藤悟志社長は考える
家がなければ基本的な安全で安心した生活を送ることが出来ません。
人間が人間らしく生活できるのも、家があるからなのです。
つまりこの衣食住のうちの「住」の部分は、雨や風から身を守り、安心して生活する上では欠かせないものと言えます。
つまり人間は家がなければ生きていくことが出来ないのです。
家とは戸建であったりマンションやアパートなどがそれにあたります。
家はそれくらい人にとって欠かせない物なのです。
その家は基本的に土地の上に建物があるという状態です。
土地と建物はセットになって家になるのです。
建て物と土地には実は大きな違いがあります。
土地に関してはまず劣化することが有りません。
地球が滅びでもしない限りは土地は永遠に残るのです。
特に日本は「土地本位制」などともいわれることが有ります。
その理由としては、日本は国土が狭く土地が貴重な資源だからでしょう。
だから銀行からお金を借りる時には、土地を担保にすることが多いのです。
建物は劣化する
そして建物ですがそれは土地と違って劣化するという運命にあります。
劣化するという事はいずれは朽ちてしまい、建て替えという運命にあるという事です。
それは世の中のすべての建物に対して該当することです。
いずれは朽ちてしまう建て物ですから、出来るだけ長持ちさせるような努力をすることが大切です。
特に日本は諸外国とは違って、建て物の寿命がかねてから短いといわれていました。
諸外国では築100年や200年などという建築物がざらにあります。
ところが日本ではどうでしょうか。
築30年もすると木造戸建てなどは建て替えの時期を迎えることになるのです。
ただし最近では木造家屋の寿命も延びてきており、きちんと修繕を繰り返せば、50年以上も使うことが出来るようになりました。
特に1981年6月以降の新耐震基準の建物であれば、なおさら安心です。
このように建築物は修繕をすれば、必ず寿命を延ばせることが出来るのです。
その為には保守管理が大切になることは言うまでもありません。
木造の戸建てであれマンションであれ、ビルであれ人々がそこで生活や仕事をするのであれば、メンテナンスは欠かせない仕事になるのです。
ビルメンテナンスの内容
では建物のメンテナンスにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずビルから見ていきましょう。
ビルは商業ビルなどは大きな物から小さなビルまで様々な形態が存在しています。
とくに大きなビルではたくさんの人が日中に働いています。
そのビルでは毎日のように掃除や点検などが行われているのです。
例えばビルの窓ふきやトイレ掃除なども、契約しているメンテナンス会社がこなしています。
他にも貯水槽の点検や、エレベータの管理などもあります。
このようなビルでは24時間体制で行っていることも多く、夜間でも警備員が常駐しているケースもあります。
小さなビルであっても、そのようなことが有ります。
とくにエレベータが有るようなビルでは、毎月の定期点検が必要になりますので、メンテナンスは欠かせません。
管理人がマンションを管理する重要性
マンションの場合でも同じ事です。
大規模なマンションであれば、管理人というのが常駐していることが有ります。
管理人がマンションを管理していれば、共用部にごみが捨てられていれば掃除をしたり、自転車置き場が乱雑であれば、治したりするのも管理人の仕事になります。
そして分譲マンションの場合には、修繕積立金や管理費というのが必ず存在しています。
管理費が有るからこそ、安心して安全にマンションに住むことが出来るのです。
そして、修繕積立金も15年くらい経過したマンションでは、修繕が必要になるために積み立てるのです。
もしも修繕が必要になった時期に、積立金がなかった場合には、マンションの劣化部分を放置することにもなりかねません。
それが原因でマンションの劣化が早まる事になるのです。
そしてゆくゆくはマンションの資産価値の低下という結果につながります。
そうならないためにも、ビルやマンションの保守管理はとても大切であることがわかると思います。
まとめ
勿論戸建て住宅でも同じ事です。
10年から15年くらいで修繕した家は、長持ちさせることが可能です。
売却する場合であっても、修繕を施してあるか否かで、売却価格も変わります。
水回りなどは特に修繕をしておきたいものです。
このように、建築物は必ず劣化する運命にあります。
それを先延ばしさせるためには、保守管理が大切になるのです。
そのことを肝に銘じておけば、末永く使用できるようになることでしょう。
最終更新日 2025年7月7日 by boomsabotage