建築の基準
アパート建築をするためには、まず、アパートを建てようと思っている土地がどのようなところなのかを知る必要があります。
土地と一言で言っても、用途別にさまざまな種類に分けられていて、どこに何を建てても良いということではありませんから、注意してくださいね。
まず、土地は、住居用の土地、商業用の土地、工業用の土地の三種類に大別できます。このうち、マンションを建てることができるのは、当然、住居用の土地です。
この中でも、さらに7つの小分類があり、建築用途が細かく定められています。
アパート建築をする際には、自分が建てたいアパートとこれらの土地の条件が合うかどうかをよく見極めるようにしましょう。
また、こういった土地を見ていると、様々な専門用語にあたります。
アパート建築に密接にかかわってくる言葉もありますから、基本的なところは理解しておいてください。
まず、建ぺい率というのは、土地の面積に対して、建物の面積が何パーセントを占めているか、ということです。建ぺい率は何パーセント以下、など、土地によって定められたパーセンテージがありますから、土地いっぱいに建物を建てるというわけにはいかないんです。
次に、容積率です。これは、土地の面積に対して、建物ののべ床面積が何パーセントを占めるか、という割合です。
建ぺい率との違いがわかりにくいかもしれませんが、これはのべの面積ですから、総二階の二階建てアパートの場合、のべ床面積は、建物自体が土地にしめる面積のほぼ二倍になりますよね。
これも土地のよって割合が決められていますから、その範囲内でないと建物を建てることができません。
これ以外にも、道幅との兼ね合いや、周囲の空間の状況などによって、どのようなアパート建築が可能なのかはかなり条件が狭められていきます。
最初にそれをわかっておかないと、好き勝手な計画を立ててみたは良いけれど実現できなかった、なんてことになってしまいますから、気を付けてください。
最終更新日 2025年7月7日 by boomsabotage