メンズモデルになるにはどうすればいいのか?前田裕幸さんに聞いてみた
モデルと聞くと女性が仕事をしている姿が浮かびがちですが、女性のモデルと同じくらいの数だけ男性のモデルも存在します。
特に雑誌やショーで活躍することが多く、有名になれば俳優業やテレビCM、何かのプロデュースなどの仕事をする機会もあるほどです。
よって芸能界を夢見る男性がまずメンズモデルを目指そうとする流れも、全く珍しいものではありません。
自分からオーディションに応募することが大切
では実際になるにはどうすればいいのか、まずは自分からオーディションに応募することが大切です。
女性の場合はスカウトから声を掛けられて事務所に所属するパターンもあるのですが、実は男性にはほとんどそういう可能性がありません。
余程の逸材であれば声を掛けられる可能性も否定はできないものの、基本的には自分から出向かなければチャンスはないと思った方がいいです。
またオーディションを受ける場合でも、完全にフリーな立場で受けるのと事務所に所属した状態で受けるのとでは手応えが変わることもあるでしょう。
フリーであれば他の一般的な仕事をしながら自分のタイミングで受けることができますが、スケジュール管理や交通費の出費を全て自分でやり繰りするのは意外と大変です。
その一方で事務所に所属をしているとオーディション案件を担当者が代理で探してくれたり、一部の費用を負担してくれるなどのメリットがあります。
大手の事務所に入っていればそれだけで箔が付きますから、雑誌や舞台の担当者からも魅力的に見てもらえるかもしれません。
1つ勘違いをしてはいけないこととして、事務所に入れば仕事が自動的に来るわけではありません。
事務所に所属する強み
そもそも事務所とは自分と仕事を繋いでくれる仲介会社のようなもので、事務所に入るだけならオーディションを受けずに簡単な履歴書だけで入れることも多いです。
そこで身体作りのトレーニングをすることもあれば、歩き方やファッションセンスの勉強をする機会もあるでしょう。
そうしたサポートを受けられるのが事務所に所属する強みであり、ここをゴールだと考えてしまうと仕事の有無以前に収入も一切得られることはありません。
仕事を与えてくれる会社や媒体と直接接する機会、これをいかにして獲得していくかがカギになります。
ある程度オーディションを受けてもダメなようなら、別の芸能関係の仕事から逆アプローチしていく選択肢も有力になっていきます。
例えばドラマにエキストラとして参加したり、ファッションやメイクの知識を付けることで逆にメンズモデルをサポートする立場になる方法です。
現に現役のモデルとして活躍している人の中には、以前は裏方として働いていたという人がいます。
自分がモデルになれなくてもモデルに近い場所で仕事をしていれば、自然と関係者の目に触れる機会も増えるのです。
その結果、表舞台に立つチャンスを得られる期待が持てます。
肌質や髪質に気を配ることで夢が実現する可能性が高まる
外見も内面も、もちろん鍛えておくに越したことはないでしょう。
人はどうしても、生まれつきで持っている体格や骨格の差があります。
顔のパーツのバランスも格差があるのは事実ですし、何かしらのコンプレックスで挑戦をせずに諦めてしまう人が多いのも仕方がないのかもしれません。
ですが日頃からの運動や生活習慣への意識を高め、肌質や髪質に気を配ることで夢が実現する可能性を高めることができます。
どんなにスタイルが良くて恵まれたものを持っていても、肌や髪が荒れていたり仕事に付いていく体力がなければ話になりません。
寧ろ多少容姿に劣等感を覚えていても、そういう部分で強みを持っていると必ず自分を必要としてくれる仕事に出会えます。
根気とメンタルの強さも不可欠
それから根気とメンタルの強さも、メンズモデルになるには不可欠でしょう。
ハッキリと言ってしまえば、大半の人はオーディションに落ちるのが当たり前です。
1回や2回の挑戦で合格する人は、相当な魅力や潜在スキルを持っていなければなりません。
仮に数回落ちてもう無理だと感じてしまうような人は、恐らく夢を叶えるのは難しくなってしまうはずです。
しかも人に見られる仕事をする以上、自分に自信を持って競争心を宿すことも忘れてはいけません。
オーディション会場に来る人たちは全員ライバルであり、誰もが自分が一番魅力的だと思って臨みます。
他者を尊敬したり参考にすることは非常に素晴らしい心掛けなのですが、いざ勝負の本番の場面では多少強引にでも自分に自信を持って挑んでいく必要があるでしょう。
最後に、自分の個性を活かすことも忘れないでください。
メンズモデルの中には、少しぽっちゃりしていたり身長がとても低い人もいます。
まとめ
世の中の男性全てがスタイル抜群なわけがないですから、色々な人を想定してモデルになれる人材を揃えるのです。
思わぬところで自分の個性が合格に繋がるかもしれませんから、無理に変わった部分を隠したり誤魔化したりするのは止めた方がいいかもしれません。
主催側の需要によっては、どのようなスタイルの人でも合格できる夢があるということです。前田 裕幸より
最終更新日 2025年7月7日 by boomsabotage