医学部に合格するための予備校活用法!

賢い受験生は予備校を活用している

医学部は、大学を問わずあらゆる大学受験の中で最も合格が難しい分野といわれています。医学に携わる仕事は非常に高度な知識と情報処理能力が要求されるため、えりすぐりのエリートしか医学部への入学は許されないのです。

毎年多くの受験生が医学部に合格できずに泣かされていますし、中には諦めず何度も浪人して合格を目指す受験生もいます。受験を乗り切ることが難しいのは当然ですが、うまく勉強すれば不可能ではありません。そして、賢い受験生は予備校をうまく利用して勉強しているのです。

予備校の指導が効果を発揮するのは、物理や数学など理系科目の中でもとくに専門性の高い分野です。これらの科目は知識量だけでなく、未知の問題と遭遇したときの対応力やセンスが問われてきます。

学校の授業や独学の問題演習では解法に関する技術を簡単には磨けません。というのも、学校の授業は特定の大学の専門的な受験指導を想定していませんし、独学では自分の弱点やそれを克服するための思考方法を理解しづらいからです。

一方、予備校の指導では莫大な過去問の分析に基づく対策や特定の大学へ受かるためのコツなど、点数アップにつながるエッセンスが豊富に盛り込まれています。これを活用しない手はありません。

2020年センター試験が廃止される

医学部クラスの理系科目では、得意な人も必ず間違える場面や引っかかる場面が出てきます。そんなときに予備校の授業を活
用しましょう。

自分が間違えた問題はどのように解けばよかったのか、自分にはどのような実力が足りないのかを考えるのです。講師の解説を聞くとつい「わかったつもり」になりがちですが、自分がなぜその思考過程にたどり着けなかったのかを冷静に分析するのが最も重要です。

特に難関大学の理系科目においてこのプロセスを踏んで勉強できる人は、順調に受験を乗り切れることでしょう。

理系の受験生は軽視しがちかもしれませんが、古文・漢文や現代文の学習も点数アップのためには重要です。難関大学ではセンター試験の点数によって足切りを設けていることも少なくありません。

足切りとは、全受験者の中でセンター試験の点数を比較し、一定の点数以下の受験生には二次試験の受験資格を与えない制度です。いくら二次試験に向けて難しい問題演習を頑張っても、センター試験の段階で振り落とされてしまったらこれまでの努力が全て水の泡です。

国語の勉強に費やす労力は最低限になるかもしれませんが、最低限の努力で合格点をとるためにも日ごろの授業を大切にしておくのがよいでしょう。

2020年度からはセンター試験が廃止され、大学入学共通テストがスタートします。政府は「先行きが予想しづらいこれからの社会では、知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」という方針から、こうした時代に役立つ力を測るテストの導入を決定したようです。

受験攻略のポイントとは

新しい試みなので戸惑う受験生も多いかもしれませんが、基本的には高校までの学習の習熟度を問う試験なのであまり心配する必要はありません。むしろ過去問などがなく一般的な対策が通用しない段階のほうが、地力を問われるのでチャンスと考えたほうがよいでしょう。

もちろん、難関大学を目指す人にとって取りこぼしを許されない新テストは不安要素かもしれません。しかし、二次試験が合否の分かれ目となるのはこれまでの試験と変わらないはずです。あまり警戒せずに普段どおりの勉強を心がけてください。

最後に、全ての大学受験生に通じる受験攻略のポイントをお伝えします。それは、過去問とひたすら向き合うことです。よく「過去問と同じ問題は出ないから過去問を解いて練習しても本番で役に立たない」と考えて過去問演習を軽視してしまう受験生がいますが、これは大きなミスです。   引用元「富士学院を選ぶメリット・特徴

これまでに出題された試験問題は、その大学が受験生に要求している論理的思考力や思考プロセスを分析する格好の研究材料なのです。第一志望の大学の試験問題は最低でも過去10年分、できれば15年分にわたってさかのぼるようにしましょう。

何年分も問題演習を繰り返すことで、「この大学はこういう能力を要求しているのか!」という新しい発見が必ず生まれてきます。その発見こそが自分の目指すべきゴールなのです。

特に医学部などの人気かつ難関な学部では大学が明確にテーマを設定していることが多く、その指針に沿う能力を持った受験生が必ず合格するようになっています。

何がその大学のテーマなのかを肌で感じるためには過去問をひたすら分析するしかありません。これに関しては、予備校でどれだけ濃密な指導を受けても自分の頭で考えなければたどり着けない次元の問題です。

到達するにはかなりの労力と学習時間が必要ですし、途中で面倒になってしまうかもしれません。しかし、それだけの訓練を積んで受験を乗り切れば、大学への合格だけでなく人生を通じて目標に向かって努力する道筋が描けるようになると思います。ぜひ頑張ってください。

最終更新日 2025年7月7日 by boomsabotage