【朋和産業さんの解説】冷凍食品のパッケージは二つの働き

2111月

【朋和産業さんの解説】冷凍食品のパッケージは二つの働き

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冷凍食品に限らず食品のパッケージは、異物や虫が混入しないように外部と遮断するために包装する意味があります。
虫などの異物が入っては信用問題になってしまいますし、悪質だと判断されれば行政により業務停止になってしまうのです。
マスコミやSNSなどに取材されて拡散されることで悪評が広がり、不買運動に発展することも現実に起こりました。

Contents

1 朋和産業さんが考えるパッケージの重要性
2 冷凍食品の流通について
3 スラップ訴訟
4 外部からの空気や光を遮断する意味もある
5 まとめ

朋和産業さんが考えるパッケージの重要性

食品会社では不良品の指針を作っており、１０万食に３食は不良率を認めるなどの一定の不良品率を設定しております。
目標は０ですが、現実的には１０万食製造すれば中の材料が焦げていたり添付材が破けていることもあるのです。
だけど虫などが入ることは小さな場合ではなく、２センチの虫が製品の間に混入していたなどは重大な不良品と判断されて、混入経路を調査する対象になります。
異物混入は製造現場ではなく店頭に並んだ時に、包装が破けて混入になるケースがあるのです。
棚などの角にぶつかってビニールが破けてしまい、小さな穴から虫が入り込むことで起こります。
パッケージの熱処理の包装が甘く、出入り口に隙間があることも原因の一つです。
他には熱処理圧着に空気が入り込んだり、製品の細かい破片が封入された状態になり、その部分が破けてしまうこともあります。

朋和産業はパッケージを通して未来を提案する企業

冷凍食品の流通について

冷凍食品は温度管理をする関係上、専用のトラックで集配所まで運ばれて、そのセンターから各店舗などへ出荷されてゆくのです。
温度管理をした状態では倉庫や建物の密閉性も高いですし、店舗に並んでも冷蔵庫や冷凍庫で保管展示されて販売されます。
他の食品に比べて管理体制が優れているので、流通経路で異物混入することは少ないと言われているのです。
人間が見逃している混入ルートがある可能性もあるので、品質管理や生産管理部門が原因を究明することは必要です。
クレームやトラブルが発生した時には、事実確認と不良品をこれ以上出さなくする対策が必要になります。
同時に同じロットを回収する判断もしなければなりません。
迷惑をかけた消費者へ謝罪して、経緯を説明する対応は何よりも重要なことです。
誠実な対応がその企業の姿勢を判断され、信用に直接的に繋がります。
企業として最悪な対応は不良品の情報を隠蔽し、消費者を恫喝して情報を遮断することです。

スラップ訴訟

消費者が混入の事実をメーカーに伝えたら取り合ってもらえず、その経緯を含めて画像付きでSNSにアップしたら、企業から恫喝と訴訟をほのめかされた一連の事件がありました。
これはスラップ訴訟と呼ばれている手法であり、強い立場の企業や団体や人物が法律を使い、弱者を脅して黙らせるためだけに裁判を起こすことが理由の卑怯な方法です。
この時のケースはスラップ訴訟の件を含めてSNSに続報をアップしたら、その情報が拡散されてマスコミなどもキャッチして、食品会社の姿勢や衛生管理が糾弾される結果になりました。
食品会社は消費者への謝罪と営業の自粛、再発防止のために現場の衛生管理を徹底することになったのです。
企業は製造品を販売して利益を生み出すために存在しておりますが、経営やビジネスの語源は良い価値観を世の中に広めることになります。
経営という言葉を単なるお金儲けだと考えると、企業は反社会的な存在になってしまうのです。
とくに人の口から体内へ取り込まれる食品系の企業は、倫理観を持って事故の内容に衛生管理をしなければなりません。

外部からの空気や光を遮断する意味もある

食べ物のせいで健康を害したり、体調を悪化させるようなことになっては存在意義に関わるからです。
食品会社は製造現場から間接部門まで、責任を持って消費者に食料を届ける義務を負っております。
食品のパッケージはこのように衛生を保つためだけではなく、外部からの空気や光を遮断する意味もあるのです。
冷凍しておくことで保存期間は飛躍的に長くなりますが、空気に触れると参加しますし光に当たると変色などを起こしてしまうのです。
アルミ素材でラミネートしたり真空パッケージにするなど、各社が素材ごとに工夫をしていることが特徴になります。
その他にパッケージの役割は、食材のイメージを消費者に伝えることです。
出来上がった調理済みの画像を掲載したり、アレンジや盛り付け例などを掲載しながら、美味しさをアピールすることでニーズを生み出します。
生産地や工場や添加物やアレルギーに関する注意など、必要な情報を記述しておくことも大切です。
人によっては卵や魚や肉などが、材料に少しでも入っているだけで蕁麻疹や痛み、喘息などのアレルギーが発生することもあります。
注意喚起のために必ずこうした注意書きは記載しなければなりません。